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THE MOTUL-POWERED TRABANT DAILY

11.05.2021

旧東ドイツの象徴として、トラバントほどアイコン的な存在はあまりないだろう。

何だかんだ言ってもトラバントは大衆車で、旧西ドイツのフォルクスワーゲン・ビートルに相当する。

その中でもとりわけ601は、27年間も生産され、280万台以上販売された。間違いなく、群を抜いて売れたクルマだ。

トラバントが初めて出荷されてから63年が経つが、何とも特徴的な風貌のMOTUL装備の601が、今もドイツの一角で健在だという。

日常のあらゆる場面を共にする、その誇らしげなオーナー、ダニー・エッカートに話を聞いた。

THE MOTUL-POWERED TRABANT DAILY

ダニー、トラバント601との出会いについて聞かせてください!

ある時、シムソン(旧東ドイツのバイク)のミーティングに参加していて、その場で出会った人と僕のシムソン・ホークについて話をしていました。話の中で、たまたま僕が、“実はトラバント601が欲しいんだ!”と言ったら、なんとその数日後、家に招待してくれて、彼のクルマを見せてくれました。それが最初の出会いです。

1980年製造のこのクルマの色は、バリ・イエロー。僕が知る限り、この色は2年間限定のオプション色。だから、とても珍しいクルマなんです。

ダニー、トラバント601との出会いについて聞かせてください!

手に入れた時のクルマの状態はどうでしたか?

状態はとても良くて、内装もオリジナルのままでした。何より素晴らしかったのが、普通こういうクルマを購入すると、頭を悩ませるのが錆ですが、このクルマはほとんど錆ついていなかった。しかも僕が2人目のオーナー。    

このクルマを初めてガレージで見たときは一目ぼれしました。すぐに欲しい!と思いました。この特徴的な色が決め手で、これは人目を惹くぞと思いました。

手に入れた時のクルマの状態はどうでしたか?

このクルマにどんな手を加えたのですか?

家にクルマが届いてからすぐに新しいパーツを注文しました。20年間まったく動かしていないと聞いていたので、 2か月かけてオーバーホールし、ブレーキやあらゆる消耗部品を交換しました。自分で塗装したのですが、その準備にもかなり時間がかかりましたね。

翌冬にはローダウンしたり、スチールのリム幅も太くしたり、なんやかんや準備や内装などに6ヵ月かかりましたが、これに乗り始めてもう2年が経ちます。

このクルマにどんな手を加えたのですか?

なぜこのトラバントにMOTUL 選んだのでしょう?

僕はMOTUL 800 2T Factory Line Road Racingをずっと使っています。(2ストロークエンジン用製品)       

シムソンのチューニングエンジンとは、とても相性が良くて、しかも香りが良い。オイルミックスも上等で優れているので、僕の所有する2ストには全てこのオイルを使っています。だから、“カードボード“(このトラバントのニックネーム)も例外ではない。このオイルのすべてに納得しているので、友達もみんな使い始めましたよ。      

僕は毎年年初にまとめ買いしています。

なぜこのトラバントにMOTUL 選んだのでしょう?

ところで、このクルマはどんな用途で使っているの?

通勤や友人宅を訪問する時など、あらゆる場面でこのトラバントに乗っています。またクラシックカ―のミーティングにもよく行くのですが、そこにも乗っていきます。このクルマに乗って出掛けると、時間がゆっくりと感じリラックスしてゆったりとした運転になる。とにかく、どこに行っても行く先々で話題になり、周囲の人が足を止め、このクルマについていろんな質問をしてきます。なかなか見かけないクルマだから、みんな興味津々です。

ところで、このクルマはどんな用途で使っているの?